ツツガムシ病について
つつが虫病は、ダニの1種であるツツガムシが媒介する感染症です。
山などで作業後、10日間程度の潜伏期間後に悪寒戦慄を伴う38~40℃の高熱が生じます。頭痛、筋肉痛、全身倦怠感も必発します。発症2~3日後に全身に自覚症のない母指頭大(1~2cm)までの紅斑が汎発し、紫斑を混じることもあり、放置するか治療が遅れれば、脳炎、肺炎の合併やDICや心不全で死に至る症例もあります。
10、11月は特に注意が必要で、当院でも今月3例認めております。
適切な治療で治る病気ですので、気になる症状がある場合は早期受診下さい。